採血を失敗しがちな看護師へアドバイス

看護師にとって、採血は基本スキルの内の一つといえます。ですが、基本といえど、採血が苦手な方も多くいるのではないでしょうか。採血を失敗してしまう原因を探っていきましょう。

まず一番にあげられるのが、血管の選び方が悪いという事です。新人看護師は、目に見える血管を選びがちです。もちろん、目に見え、針を刺しやすそうな血管を選んでしまいたくなる気持ちはわかります。ですが、そういった血管よりも、「細くても、触ってみて弾力のある血管」を選ぶことが大事です。一番良いのは、太く弾力のある血管を選ぶことです。

次に、針を刺す角度です。採血針を刺す確度は、10~20度が良いとされています。直角に刺しすぎたり、浅い角度で刺しすぎたりしていませんか?もしそのような覚えがあれば、針の角度にも気をつけてみましょう。そして一番失敗を加速させてしまのが、「緊張のし過ぎ」です。もちろん患者に採血をすることは、多少の緊張感の中で行われることでしょう。ですが、あまりに緊張していると、普段はできていることでもできなくなってしまう場合もあります。

もしも自分で何回か採血にトライして、うまくいかなかった場合でも、先輩などの採血をしっかりと観察するようにしましょう。「できなかった」で落ち込んでいるだけでは、また次回も同じことになりかねません。先輩のスキルを盗み、次回からの採血に活かしましょう。なお、<苦手克服!採血虎の巻>のようなサイトを参考に日々勉強しておくことも大切です。