看護師の免許をもっていても、あくまで試験に合格したというだけで、全員同じスキルをもっているとは限りません。特に新人看護師は、配属された場所で覚える事が膨大で、1年は慣れない業務に苦戦することも多いでしょう。
経験を積んでいけば、やがて業務は慣れていきますが採血がどうしても苦手という人は一定数います。手が震える、血管を狙えない、緊張してしまうなどの理由で「やりたくない仕事」の一つに挙げられています。採血が苦手な場合、もしあなたが、毎日のように採血をしなければならないのなら、一度職場を見直し転職も視野に入れてみましょう。
克服できるのが、一番ですが不本意な職場のストレスは毎日積み重なるとメンタルにも良いとはいえません。どうしても苦手意識がなくならない場合は点滴がない勤務場所を選ぶ事も一つの解決方法です。看護師の免許があるなら、その特性を生かした仕事はいくらでもあります。もちろん、採血がない分それ以外の経験や免許が必要になる職場もありますが、看護師として働ける場所はゼロではありません。
採血や点滴を必要としない職場には、特別老人ホームや訪問看護などの介護施設があります。入浴の介助や食事のサポートなどが中心で看護師としての知識も生かせます。また、企業の健康相談や医療機器メーカーの営業サポートなども現場の声を反映できるので活躍できます。このほかにも採血を行わない仕事や職場は探せばあります。せっかく取得した看護師免許を無駄にすることなく、活かせるようにするのが得策でしょう。